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Newヴィッツ試乗・インテリア編2
収納の画像
「7本」新型ヴィッツの恐るべき数値がある。
収納から話を始めて「良い車って何だろう」ということをちょっと考えてみた。
「7本」というのは、今度のビッツが用意したカップホルダーに立てて置くことができるペットボトルの数だ。

さて、新ヴィッツが備えるカップホルダーの位置と個数は・・

ダッシュボードの左右に1カ所ずつ。計2
左右フロントドアのポケットに1カ所づつ。計2
サイドブレーキの後ろに1カ所
左右リアドアのポケットに1カ所ずつ。計2

ごらんの通り合計で7本のペットボトルが車内に立つ。

過剰なまでの親切さとしか言いようがない。それも、無理に備えたカップホルダーというイメージではなく、全体のデザインとして無駄なくすっきり収まるように考えられているように感じられる。

カー用品店で売られているこの手の用品を後から備え付けたとき、それはどう見ても所帯じみて貧乏臭くなるのがオチだ。しかしそんな心配はもうない。インテリアとしてまとまりのあるデザインの中にうまく作り込まれている。

■デザインと機能の組み合わせ技

特に、フロントのダッシュボード左右のエアコン吹き出し口前、そこにあるカップホルダーのデザインは秀逸。普段はダッシュボードの一部として治まり、必要に応じて引き出して使うという物だ。それはエアコン吹き出し口の直前にあるから、ある程度の保温保冷作用もあり得るだろう。なによりこの位置なら大変使いやすいとも思われる。

とりあえずカップホルダーを取り上げたが、新ヴィッツでは執拗なまでに「便利な収納」にこだわっているように思われる。

新ヴィッツの室内はまず車として必要なアイテムを設置し、残った空間をデザインを崩さず「物入れ」として徹底活用しているという感じだ。そしてそれらのどれを見ても、「とりあえずスペースが空いているので付けときました」というレベルの物ではなさそうだ。

各所の「物入れ」のフタを開け閉めし、場所や大きさはどうかと色々確認してみるのだが、これは確かに使える、あると便利な「収納」なのだ。

実際のところ、フロント周りだけざっと見ても、小さくてわかりにくいが冒頭に掲げた画像のような状態。12カ所の収納がある。できそうなことは総てやりましたといった感じ。


■良い車として、必要な機能とは

と、ここまでは褒めチギリなのだが、ふと疑問に思えるのはそもそも車にここまでの「親切収納」が必要なのかということ。

私の場合、実は純粋に車の運転が好きだ。フロントの座席周りに便利な物入れがあろうとなかろうとそれは正直なところどちらでもかまわない。むしろおかしな物ならなくていて欲しいとさえ思う。車に最初からついている設計でもしかりだが、何か所帯じみた物を積み込むことさえあまり好きになれない。だからカー用品店にある後付けカップホルダーなどは使おうとは思わない。この種の小物を車に持ち込めば、インテリアデザインの統一性が失われる上、そもそもそれは運転とは関係ない物なのだ。

上に述べた新ヴィッツの収納機能と対極にあるのが、スズキの新型スイフトだろう。これはずいぶんオーソドックスな収納スペースしか持ち得ない。いやむしろ今時の車としては珍しいほどに小物収納を考えていないとさえ思われる。が、人によっては走る車ならこれでよしということになる。

このスイフトという車、クラスとしてはヴィッツと張り合うことになるのだが、スイフトが見ているのはただただ車の基本性能「走る、曲がる、止まる」だ。この3点をとにかくコスト内でできるだけ高い次元で妥協しているのだと思われた。言うなれば、収納なんかあと回し、ではないだろうか。これは後部座席のダブルフォールディングの仕掛けを見てもしかりだろう。ヒンジ部分がいびつに残ってしまい、とにかく座席を跳ね上げることができますよと、なんとも無骨な設計である。

が、スイフトはそんなこと気にしないで「走る、曲がる、止まる」に徹している。また駆動系にしてもCVTなんて小賢しい細工はなしにオーソドックスな4速ATだ。(1.3モデルにMT用意)

コストと本当の意味での走りを考えたら、これは今最善の選択なのかも知れない。


■新ヴィッツ vs 新スイフト

上で述べたようにこの2車はどちらもかなり個別な特色を持っていると言える。どちらもよくできた車だと思うのだが、「見ているもの」が違うのではないだろうか。

スイフトの良い走り。走りは良い方が良いに決まっているが、でも果たしてそこまでの走りをわかり、それでなくてはならないというユーザーがどれほどいるのだろう?

ことによっては、「走り」でスイフトを選んだとしても、それは自分でわかってそうしているのではなく、「人の話」「評論家の文章」でそうしているということはなかろか?これは人の価値を借りているという状態だ。そして一般生活において、その走りを満喫できるようなシーンに自分自身の身を置くこともほとんど無しという状態があるまいか?

それから、スイフトの場合はあくまで「ドライブフィール」として「良い走り」がそこにあるのであり、もしかするとこれは客観性を持ち得ない。あくまで人の感覚なのである。現実としてのサーキット走行では他の同クラス1.3〜1.5リットルのスポーティーな車とはタイム的に僅差でしかないという事実もある。

一方ヴィッツの場合は、走るという部分ではそこそこかも知れないが、一般的な必要十分なレベルをこなしながら、「生活の道具」としての車を見ているように思える。無理に上げれば、カップホルダーの個数はだれが勘定してもやっぱり七つ。わかる便利さなのだ。

エンジンのラインナップとしても用途別に1〜1.5リットルと4種類のユニットを用意する。そしてもっとも生活道具として便利なオプションを満載したのは1.3リットルのモデル「U」ということになる。最初からサイドエアバッグや積極的な花粉除去機能付きオートエアコン、キーレスエントリーを搭載したモデルである。これらの装備を見ると、実際のところかなりなお買い得車ということになる。そうして本当は不要な人が多いと思われるフォグランプの方がオプションに回っている。最高装備の車は決して最大排気量の1.5リットルモデルではなく、1.3リッターモデルなのだ。

これを見ても、ヴィッツという車にトヨタが何を見ているのかわかるような気がする。

これは、非常にシビアなマーケティングの結果だと思う。これは財力の無い他社にはちょっと真似のできないラインナップかも知れない。

一方、スイフトでは単純に上のクラスの1.5リットルに装備を充実させている。これはよくあるパターンなのだが、まともにマーケティングされているのかはなはだ疑問なのだ。

それにスイフトの場合はオプション選択の幅も不思議なことがある。サイドエアバッグを選ぶと、メーカーオプションではナビゲーションシステムを選べない。どっちかを取るしかなく、どちらも欲しければとりあえずサイドエアバッグを選び、ナビゲションはディーラーオプションで装着ということになる。これから車を買おうとする人にとっては釈然としない選ばせ方だ。

ナビだけディーラーオプションにする方法、これはまあ取得税対策(ディーラーとしても少しでも税額が減らせて総額が安くなるから商談しやすいだろう)と言えばそれまでなのだが。

ついでに書けば、1.3モデルにはそもそもサイドエアバッグのオプションが「不可」!。今時信じられない商品構成だ。安いグレードを買う人は、安全性にも金を使わないという間違った結論を押し付けられているようにさえ思われる。

さて、ヴィッツを良い車たらしめる方向性、これは現代の生活の中で有用で実用性の高い道具たらんとすること、どうもこれらしい。そうであるためなら、特に走りを強調するでもない。トヨタとして当たり前のレベルにあれば十分なのである。

がしかし、私が試乗した1.5Xは、走りの部分としてもどうやらそんなにあなどれないのではないかということを付け加えよう。乗り味やドライブフィールは好みの問題として、実際にはどうやら遅くない。1.5RSのサーキット走行のインプレが出るのが楽しみである。
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